スタッフブログ

2016.02.10

チーズ×日本酒

最近店頭で「チーズと日本酒を合わせたいんですけど」というお声を聞くようになりました。「発酵食品どうし相性がいい」と書かれているのを雑誌等々で見かけるのですが、実際やってみるとこれがそこまで単純でない、ということに気づきます。これは勉強せねば・・・!!

ということで閉店後、店舗スタッフで「チーズ×日本酒」の勉強会を開きました!

まずざっくりした結論から申しますと、

1.ワインを思わせる様な香りがある日本酒は、合わせやすい様で合わせづらく

2. 香りをあまり出さず、旨みが出ている方が合わせやすい

という風になりました。ワインとチーズに合わせることを考えると、日本酒にも香りがあってもいいかと思いきや、これはやや意外な結論となりました。では、以下で詳しい内容のご紹介です!

【今回用意したチーズ】

・十勝カマンベール

・十勝スマートチーズチェダー

・ベビーチーズ(ブルーチーズ、レギュラー)、以上コンビニでサクっと買える4点。カマンベール以外はすべてプロセスです。

【今回用意した日本酒】

トレンド的なものから超キレッキレのものに加え、古酒を加えて8銘柄。

【各々の感想】(すべて、今回のチーズとの相性の感想です)

<古酒> 前々から「古酒は合う」と聞いてはいましたが、単純に古酒が合うというわけではなさそうでした。酸味が強く出ていた今回の古酒は、ほんのりとクセのあるブルーチーズが入ったプロセスチーズがよく合いましたが、それ以外はやや古酒の酸味に負けていた印象でした。どうやら、日本酒のクセとチーズのクセを同じぐらいにした方がよさそうです。

<甘口> 香りがあるものより、香りがない甘口の方が合いました。うすにごりの甘いタイプは、これまたブルーチーズが合うことが判明。カマンベールとの相性はうーん、といった感じ。

※経験談 ナチュラルタイプのゴルゴンゾーラの場合、それ単体では強すぎる為、どんな日本酒と合わせるのも難しく、はちみつをかけて中和させた方が合わせやすくなります。

<キレキレ> 全般的に合うけれど、特別マリアージュを生んだというよりかは、邪魔しない、無難な印象でした。

<ワインぽい> 今回用意したチーズとは合わず。ワインの正確を持つ日本酒はおそらく、経験値上、クリームチーズが合う印象。

※経験談 ラ・フランスを練り込んだクリームチーズなんかもよかったです。

<旨みたっぷり> あ、、、合う!単体では物足りない、あるいは旨みが強すぎる、と思う様な旨みタイプが、今回用意したチーズとはよく合いました。日本酒の乳酸とチーズの乳酸が溶け合うようでした。

<余談> 以前作った芋焼酎の前割りの前割りのお燗が、どのチーズともよく合いました。また。ホワイトチョコレートも意外なハーモニーを生んだり生まなかったり、面白かったです。(優しく、少し香ばしさのある芋醸酎でした)

以上、チーズ勉強会はこんな感じでした!お客様のチーズ談もぜひ、店舗にてお聞かせください!

今後は「トマト」「ナチュラルチーズ」「ハム・サラミ」の会なども開いていきたいと思いますので、その時はまたご覧ください。

千駄木スタッフ 小原

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