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2022.09.25

【日本酒コラム】緑の杉玉と、茶色の杉玉。色の違いの意味とは?隠れ杉玉クイズも♪

酒蔵の軒先に飾られている、緑と茶色の大きな丸い玉。
これは「杉玉(すぎだま・すぎたま)」や
「酒林(さかばやし)」と呼ばれ、
造り酒屋の象徴として広く知られています。

最近は日本酒にこだわる飲食店の店前に飾られていることも多く、
皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?

日本酒好きとしては
街中で杉玉を見かけるとついつい
胸が躍ってしまいます…!



杉玉の色と言えば緑と茶色を思い浮かべる方が多いかと思います。
茶色い杉玉は枯れて古くなってしまっただけ?
なんて思う方も多いかもしれませんが、
この色の違いには実は意味があるのをご存知でしょうか?

本日はこれからの時期に知っておきたい
杉玉についてのちょっとした小話をひとつと、
ラベルやキャップに隠された杉玉マークで
お酒の銘柄を当てられるかクイズを
皆さんに出題してみたいと思います♪


日本酒は、冬から春の寒い時期に仕込まれます。
(※「獺祭」を造る旭酒造、
「加茂錦」を造る加茂錦酒造など、
近年、空調設備の完備や醸造技術の向上により
通年で酒造りを行う蔵も増えています。)


米の収穫を終え、酒造りのシーズンが始まり、
毎年12月前後から「新酒」「しぼりたて」と呼ばれる
その年の出来立てのお酒が出回り始めます。

この、新酒の完成を知らせる役割となっているのが
冬の風物詩“緑色の杉玉”。
竹やワイヤーで作った骨組みに杉の葉っぱを
隙間なく詰めて丸く刈り込み形を整えて作られます。

酒蔵では「今年も美味しいお酒が出来ますように」と願いを込めて
その年最初の日本酒が完成すると杉玉を新しく新調します。
新しい杉玉は水分を含んでいるため、かなりの重量になるそうです!



冬に飾った緑色の杉玉は、
夏の暑さと日差しで色が薄くなり
秋になると枯れて茶色い色合いに変化していきます。

杉玉の色の変化は日本酒の熟成具合と比例していて、
秋めいてきたちょうど今頃の時期に
酒蔵の軒下に茶色い杉玉が飾ってあれば、
旨味ののった日本酒が美味しい
「ひやおろし」や「秋あがり」のシーズンであることを表します。



杉玉について知っていただいたところで、
皆さんにマニアックなクイズを2問出題!
日本酒のラベルやキャップのロゴを良く見ると
杉玉を模したマークが隠れている商品って実は結構あるんです…
さて、このマークはどこの酒蔵のロゴでしょうか?


\第1問/
最近入荷した秋の限定酒に隠れたロゴマーク!
実はこのマークの中に蔵元の名前や
稲穂のイラスト、蔵からの景色、「米」という文字など
いくつもの意味が隠されています。


蔵元の商品ページはこちら!
https://bit.ly/3RZGDpA

シンボルマークの秘密については
こちらの蔵元ページを是非ご覧ください♪
https://bit.ly/3DJCAJS


\第2問/
弊社の店舗にもずらりと並ぶ人気銘柄。
シンボルマークが肩の部分にデザインされた
オリジナルの酒瓶を使用しています。
このマークは、蔵元の屋号の頭文字「石」の文字と
杉玉をイメージしたものとなっています!


蔵元の商品ページはこちら!
https://bit.ly/3BZVtH1

ボトルに込められた想いは蔵元HPへ。
https://bit.ly/3BZAyDU


皆さんはどこの酒蔵か分かりましたか??


季節の移ろいとともに杉玉の色が変わる様を見て、
お酒の旬を知ることができるなんて
四季を楽しめる日本らしい伝統で素敵ですよね。

この時期の杉玉を見て、
「杉玉がしっかり茶色く色付いてるな~
旨味ののった日本酒で燗酒をくいっとやりたいなぁ~」
なんて、思ったあなたは日本酒上級者!?



皆さんも旬のお酒を飲みながら
季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか。


▼この時期おすすめの秋酒特集はこちら

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