スタッフブログ

2015.06.23

スタッフ勉強会報告━「大和桜酒造」若松鉄幹さんを迎えて

 大和桜酒造の専務兼杜氏、若松鉄幹さんが来店されました。

大和桜酒造は麹(こうじ)を昔ながらの麹室(こうじむろ)で行う「手造り」に拘る蔵元。
ほとんどの工程を鉄幹さんが一人で醸しています。

しかし、そのイメージとは裏腹に 焼酎を新しい感覚で捉えてアピールする斬新な造り手の
一面を持っています。
「海外でLOCAL GROWTH(地産地消)が注目されつつある中で、焼酎は地元で
収穫した芋を原料にして、たった1回の蒸留しかしないピュアな飲み物です。世界に誇れる
日本のお酒です」と語る鉄幹さん。

今日は新しい焼酎の飲み方を披露して頂けるとのこと!



「一つ味わいを加えることで、焼酎本来の良さを感じて頂くことが出来ます。」

そんなHOTな焼酎をおもむろにやかんで火にかける鉄幹さん・・・
そしてスペアミントの入ったフィルターに注いでドリップし始めました!!

氷の入ったグラスに入れて軽くステアして完成。
飲み口は爽やかなミントの香りに、後味がちゃんと芋焼酎の甘みを感じて
目から鱗な飲み方です。

一同が感嘆の声を漏らす中で、さらにもう一品
九州ではお馴染みの柑橘類「へべす」を水割りに軽くしぼってドロップしたもの
レモンやライムではない柔らかな酸味が調和してサッパリと、そしてグイグイ飲める一杯に
仕上がっています。
宮崎県ではけっこうお馴染みな飲み方だそうで、これも驚きのおいしさです。

「『今までの焼酎とはちょっと違いすぎないかな?』と思う方も多いでしょうね(笑)
ただ、焼酎が本来持つている高いポテンシャルを新しい世代の飲み手に感じて欲しいんですね。
新しい着眼点で、焼酎の良さを見つけて頂きたいのです。その先に伝統的なお湯割りや水割を
提案していければと考えています。今焼酎を飲んで下さる愛飲家の皆さんやちょっと焼酎から
遠ざかってしまった皆さんに『やっぱり、本格焼酎ってカッコいいじゃん!』と思って欲しいなぁ(笑)」

醸造家としてだけでなく、食文化を心から愉しむ鉄幹さん。
とても素敵でした。
ありがとうございました。

スタッフ 長谷部


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