小布施ワイナリー
小布施ワイナリー(1943年にワイン生産開始)の評価を不動のものにした曽我彰彦氏はとにかく現場(畑)命の方。
※小布施ワイナリーの商品価格に関しましては、蔵元の意向により掲載しておりません。
当店は、小布施ワイナリーの正規販売店ですので、全て定価にて販売いたしております。
お手数ですが、店舗までお電話にてお問い合わせ頂くようお願い致します。
-----曽我彰彦氏ーーーーー
「インナーマッスルを鍛える」とか「脱いだら凄い身体」のワイナリー造りが小布施ワイナリーの目指すところ。きらびやかなイメージを持たれやすい「ワイナリー」という仕事ですが、地味で見えないところでの作業が最も重要です。言わずもがな、ワイン畑の投資(手間をかける)は必須です。続いて重要なのがワイン醸造機器や技術。その中で最も費用対効果が悪く、軽視しがちなのが「化学分析、微生物分析」です。そこに我々は少しずつ着手しています。そこで、「自然発酵の天然酵母発酵時における追跡分析」を行うため「HPLC(高速液体クロマトグラフィー)」、「PCR検査キット(遺伝子解析)」の2つの分析機器を導入します。一般的には「放っておけば自然に発酵するなら何もしなくて良いじゃないか」と思われるでしょう。事実、我々も今までやるべき事は限られており、残るは「神に祈る」程度でした。「そこまで投資してまで、自然発酵にこだわる意味があるのか」は自分でも問い続けています。しかし、問い続けるだけで行動に移さないのは今まで応援してくださった皆様への反逆行為かと思い、英断しました。
上述した内容の他に小布施ワイナリーを説明する上で重要な要素「サンシミ」を簡単にご説明致します。サンシミとは、フランス語で「Sans chimie」Sansは英語でwhithoutでchimieはchemical。つまり「ワイン畑で化学的な農薬、肥料を一切使わない」という意味が込められています。ラベルにVin Sans Chimieと書かれたものは栽培と醸造において科学的なものを使わないワイン。無化学農薬栽培をしながら醸造では砂糖、酸類、市販培養酵母、酵母栄養剤、澱下げ剤、濾過助剤など一切使用していません。小布施ワイナリーは2011年7月に、有機栽培の認証を日本で初めて取得し、自社農場の8ha中4haをサンシミにし、そのうち1.5haでJAS有機認定を取得しています。ソガのサンシミ商品の裏ラベルには曽我さんのサンシミにおいての熱い気持ちが記載されているので、是非チェックしてみて下さい。
簡単に記載しましたが、これだけでも、とにかく良い葡萄から良いワインを造りたい!という曽我さんのワイン造りに対しての強い姿勢が伝わるかと思います。
白ワイン
【ソガ・ペール・エフィス オーディネール
ソーヴィニヨンブラン】
※今季販売終了
品種:ソーヴィニヨンブラン
カクトウ農園のソーヴィニヨンブランを使用した白ワイン。
流行りのソーヴィニヨンブラン香を特異的に出す酵母は使用せず、素直に醸造をしています。
レモン、白桃、蜂蜜やほんのりパイナップルの香りに爽やかな「ほろ苦アフター」。熟成とともに和柑橘(ブンタン、バンペイユ)のフレーバーへ変化します。
(蔵元コメント)
【ソガ・ペール・エフィス ノンボワゼ
シャルドネ】
※今季販売終了
品種:シャルドネ
サトウアキオ農園のシャルドネを使用した白ワイン。ノンボワゼとはフランス語で「樽熟成由来の樽の香りのない」という意味です。
小布施ワイナリーは樽発酵主体のシャルドネがメインですが、その弟分がこのワイン。マンダリンや熟した桃の香り、柔らかい酸が口の中に心地よく広がります。
(蔵元コメント)
【ドメーヌ ソガ Nom Indecis 飲マンデシ 2021】
※今季販売終了
品種:ソーヴィニヨンブラン、プティマンサン、リースリング
Nom Indecisとは直訳すると“名称未定”の意味。
発売当初、絶妙なブレンドだけれども脈絡のないブレンドワインに名前を付けるのは至難の業でした。結局、仕方なく“名称未定”として発売されたのが名前の由来です。
2021年はさらにプティマンサンの比率を高めました。ソーヴィニョンブランのナイフを舐めたようなミネラル感。プティマンサンの香味が広がり酸味で味わいを引き締めます。リースリングの繊細さは隠し味です。
(蔵元コメント一部抜粋)
【ドメイヌ ソガ ムラサキ第六農場
ヴィーニュ フランセーズ 白 2019】
※今季販売終了
旧上高井の地に広がる小布施ワイナリードメイヌソガのワイン農場において、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネのヴィーニュフランセーズ(接ぎ木しない葡萄の木)を混植しヨーロッパ仕立てにて栽培しました。
塩味すら感じさせるミネラル感、そしてナイフを舐めたような強烈なテクスチャーはひとたび飲むと虜となる媚薬性を持ちあわせています。ヴィーニュフランセーズならではの口中での優しさ、透明感を伴うこのワインは飲み疲れせず身体に沁みいります。
【ソガ・ペール・エフィス
クロ ド カクトー シャルドネ 樽熟成2020】
※今季販売終了
ドメーヌカクトーは小布施ワイナリー自社農場(Domaine Sogga)と隣接し微気候や土壌の物性もほぼ同じ、栽培も小布施ワイナリーと同じヨーロッパ式の垣根仕立てです。
ただ面白いことにこのワインはDomaine Soggaワイン畑のワインとは個性が異なります。この上のワインにはレゼルヴプリヴェがあり、その弟分がこのワイン。しかし下剋上ワイン。レゼルヴプリヴェのスペックと違わず。違いは畑の区画のみ。
(蔵元コメント抜粋)
【ソガ・ペール・エフィス
レゼルヴ プリヴェ シャルドネ 樽熟成2020】
※今季販売終了
時代に抗う新樽発酵100%
「樽香強い=時代遅れだ」なんて声がワイン業界を席巻しています。天邪鬼な私は「ならば我々が時代遅れの良いワインを造る」と。
ワインは2000年前から樽と共に歩んできました。
ドメーヌカクトーシャルドネの中でも特別区画の僅かな数量のワインをレゼルヴ プリヴェと称しています。
2020はシャルドネ特有の口中に残るナッティかつトースティな余韻が現れています。
(蔵元コメント抜粋)
【ドメイヌ ソガ アルバリーニョ 2020】
※今季販売終了
毎年1回の蔵出しで完売になるような生産量ですが、今年も小布施アルバリーニョの実力を発揮したワインとなりました。
華やかな香り、透明感あふれる酸、さらに上高井の大地由来のミネラル感が特徴です。
【ソガ・ペール・エフィス
オーディネール シャルドネ 樽熟成 2020】
※今季販売終了
樽香の心地よい辛口ワイン。
この価格でこの味わいは、製造している我々も「ちょっとやり過ぎかな」と思います。しかしこれもシャルドネに対する造り手の矜持。利益は二の次。その分製造量は限られます。
2020年産も樽発酵ワインとタンク発酵ワインをバランスよくアッサンブラージュしています。
(蔵元コメント抜粋)
【ドメイヌ ソガ プティマンサン
ヴァンダンジュ タルディブ 2020】
※今季販売終了
日本で貴腐でも氷結でもない普通の葡萄から補糖や凝縮なしで甘口のワインができることを証明した小布施のプティマンサン。
豊かな酸を持ち合わすため嫌な甘さでなく、バランスの良いワイン。ミネラル感のある濃密な果実味も魅力的。
フォアグラ料理、ブルーチーズと相性◎
【ドメイヌソガ プティマンサン モアルー 2020 サンシミ】
※今季販売終了
日本で貴腐でも氷結でもない普通の葡萄から補糖や凝縮なしで甘口のワインができることを証明した小布施のプティマンサン。日本では「奇跡のワイン葡萄」といっても過言ではないでしょう。
豊かな酸を持ち合わすためべっとりとした甘さでなく食事にも合わせやすいバランスの良いワインです。甘口らしいアルデヒディックな香りがフランスのジュランソンモワルーの様で魅力的です。
【ドメイヌ ソガ ヴィーニュ サンシミ
シャルドネ 木樽不使用 2019】
※今季販売終了
小布施ワイナリーの中でも難解な香味のワインに数えられるこのワイン。
樽発酵してないためボワゼもなく、さらに鋼のような硬さと岩塩の味覚を併せ持ちます。
【ソガペールエフィス アンサンク
ソーヴィニヨンブラン 2019】
※今季販売終了
ドメーヌアキオ(サトウ農園)は、佐藤父子の子・明夫氏が栽培しているワイン畑です。醸造は小布施ワイナリー(sogga pere et fils)が最大限、葡萄の個性を削がないよう丁寧に行っています。
白い花とともに和柑橋を感じる香味が特徴です。熟成とともに晩白柚や文旦のような香味がでてきます。アンサンクらしい透明感のある酸と優しくまとまるアフターテイストが食欲をそそります。
【ドメイヌ ソガ ヴィーニュ シャルドネ サンシミ 2020】
※今季販売終了
接木をしていない貴重なシャルドネ。
小布施ワイナリーの中でも難解な香味のワインに数えられるこのワイン。
樽発酵してないためボワゼもなく、さらに鋼のような硬さと岩塩の味覚を併せ持ちます。
【ドメイヌソガ サンクセパージュ ヴィーニュサンシミ 2019】
※今季販売終了
ソーヴィニョン・ブラン40%、ミュスカ30%、ピノブラン28%、ヴィオニエ1%、ピノグリ1%をサンシミ(除草剤、殺虫剤、現代殺菌農薬不使用の栽培)で造りました。
香味は檸檬や白桃、パイナップルなどフルーツバスケットの様相。その中にもサンシミ白らしいミネラル感も健在。
赤ワイン
【ソガ・ペール・エフィス ちゃぶ台ワイン 2020】
自社農園産のベーリーアリカントAを主体に、テーブルワインとして作られるのが“ちゃぶ台ワイン”です。
豊かな香りと果実味が楽しめるこのワインはちゃぶ台にボトルを置いてコップ飲みOK、茶椀飲みOK、ラッパ飲みOK(?)で家族や仲間と楽しく飲んで欲しいという想いで造られました。
どんなシーンでも楽しめる初心者にも通にもおすすめの赤ワインです。
【ソガ・ペール・エフィス オーディネール メルロ 樽熟成 2020】
ドメーヌカクトウは佐藤父子の父、佐藤宗一氏の愛弟子たちが栽培管理するワイン畑です。
ドメーヌアキオは子息の佐藤明夫氏とその愛弟子、吉澤信氏が栽培しているワイン畑です。
その2つのドメーヌ畑のワインをアッサンブラージュしました。
2020年も決して濃いワインではありませんが、伸びやかな酸とチャーミングな香味、甘みを感じるふくよかな味わいが特徴。
フレンチオーク樽で熟成をさせました。
【ドメーヌ ソガ ヴォルプチュー サンシミ 2020】
品種:欧州系ワイン専用品種、複数使用
このワインの特徴は自然界の微生物により生まれる官能的(ヴォルプチュー)な香りと味わいです。
2020年は奇しくも穏やかな酸と優しい色合い、甘いタンニンが特徴。
人間界の殺伐としたパンデミックのさなか、葡萄や微生物たちは私達を優しく包み込み癒してくれます。
(蔵元コメント一部抜粋)
【ドメーヌ ソガ セパージュヨーロピアン 2020】
品種:プティヴェルド、タナ、メルロ、ツヴァイ、ピノノワール
「ドメーヌソガで栽培するヨーロッパ原産ワイン品種で醸造した」という意味を込めたワイン。
このワインの主要品種はプティヴェルド。現在、ボルドーでは栽培が難しく主要品種ではありませんが、五大シャトーでもほぼ毎年ブレンドされている重要な葡萄です。
2020年は、ワインの色を見るからにスパイシー感たっぷり。スミレの華、カシス、紅茶、ラベンダー、ブラックベリーの香りに香ばしい樽香が溶け込みます。瓶熟成を最低でも5年程度推奨。早めにお飲みになる場合は一日前に抜栓をして味わいを開かせてからお楽しみください。
(蔵元コメント一部抜粋)
【ドメイヌソガ ムラサキ第五農場 メルロ サンシミ 2020】
品種:メルロ
2018年と2019年は第五メルロのワインに納得ができず格下げブレンドしたため、満を持して3年ぶりの発売です。
第五農場は緻密な石、砂が多い畑。そのため水はけの良さは抜群、緻密さはワインにも表れます。
同じメルロでも第一、第四とは香味が異なり、落ち着きのある香りと柔らかくしなやかな味わいは女性的な印象を与えます。
(蔵元コメント一部抜粋)
【ドメイヌソガ ムラサキ第一 カベルネソーヴィニヨン&第三 カベルネソーヴィニヨン&タナ サンシミ 2020】
品種:カベルネソーヴィニヨン、タナ
二つの畑のカベルネとタナを使用したワイン。
第一農場はドメイヌソガの中で最も美しい畑で、小布施の記念碑的な畑でもあります。
第三農場は日当たりと風通しの良い畑で、そこから生み出されるカベルネは、ふくよかさ柔らかさを持つカベルネらしからぬピノノワールのようなワインを生み出します。
このカベルネソーヴィニヨンのワインに僅かにタナをブレンドしました。
タナはドメイヌソガ期待の次世代温暖化対策品種の一つ。タナの名はタンニンの語源と言われ、ドメイヌソガの中で最もタンニンが強く躍動的な味わいを兼ね備える故、アッサンブラージュバランスを重視しました。
未来を想定した小布施らしいチャレンジをお楽しみください。
(蔵元コメント一部抜粋)
【ドメイヌソガ ムラサキ第四農場 メルロ&バルベーラ サンシミ 2020】
第四農場にも3つの命名畑があり、毎年収穫日も別々で醸造や熟成も畑ごとに行われます。
それぞれの畑の個性を見極めながら最終的にアッサンブラージュされていきます。
同じメルロでも第一メルロ、第五メルロに比べ色合いが淡く透明感のあるメルロ。
ゆっくり永く飲み続けられる不思議な味わい。傷んだ心を癒す系。
バルベーラは隠し味。
(蔵元コメント一部抜粋)
【ソガ・ペール・エフィス ドメイヌカクトウ シラー&ピノノワール 2019】
※今季販売終了
色調不足を気にする方は購入をお控えください。2019年、千曲川の越水、決壊。これによる水害で我々スタッフ、家族も大きな被害を受けました。同様にシラーにとっても“クロドカクトー”の名を外さざるを得ない苦難な年になりました。
それで決して諦めずかえって美味しいワインを醸します。2019年のような涼しい年だからこそピノノワールのような気品のあるシラーを目指しました。さらに掟破りで、同畑のピノノワールをブレンドしてアクセントを加えました。
少量ブレンドでもピノの鮮やかさが心地よく表れています。最低10年は熟成可能。清楚かつ可憐な日本産のシラーも、なかなか面白いなぁ...と感じていただければ幸いです。
【ドメイヌソガ ムラサキ第一農場 メルロ 2019 サンシミ】
※今期販売終了
ムラサキ農場には現在19の命名畑が存在し、それぞれ個性あふれるワインを生み出しています。
第一はドメイヌソガの畑の中で最も美しくそして最上のメルロを生み出す畑です。
2019年は第一、第一東、第一北農場のメルロをアッサンブラージュし初めてALL第一メルロとしました。
2019のような妖艶なスタイルは私の生涯では最後でしょう。
【ドメイヌソガ ムラサキ第三農場 カベルネフラン&タナ 2019 サンシミ】
※今期販売終了
ムラサキ地区の幹線道路に面した第三の畑は、南の谷からせり上がる丘の中腹に位置し日当たりと風通しの良い美しい畑です。
2019年は、日本ワイン離れした躍動的なタンニンや果実味を持ち合わせるタナ&しなやかなフランのアキテーヌブレンド。天然酵母発酵由来の香味と品良く馴染み身体に染み渡ります。
出来上がりに満足できず2018年産サンシミ赤の殆どを欠ヴィンテージにし2年ぶりに発売するサンシミ第三フラン&タナ。苦しみと喜びを分かつワイン達がいよいよ蔵出しされます。
【ソガ・ペール・エフィス オーディネール
ピノ・ノワール クレレ】
※今季販売終了
ドメーヌカクトウ、ピノノワールの最終ヴィンテージ。樹齢15年のヴィーニュフランセ。2019年に抜根を終えました。最終ヴィンテージのスタイルはコトーシャンプノワ ピノノワールスタイル。色彩鮮やかな赤色、豊かで若々しい酸と優しいタンニンが特徴。抜染直後はイチゴやチェリーの香味ですが、数日すると全房発酵由来の香りが出て複雑味が増します。ピジャージュで葡萄粒を強く潰さないように丁寧に行う全房発酵で、色の抽出を求めず樽熟成においても細心の注意を払いました。5年以上の瓶熟成をお勧めいたします。人間同様、見た目で赤ワインを判断してはなりませんが誤解を招いてはいけませんので赤ワインとロゼワインの中間の意味である「クレレ」をラベルに付記しています。
【ソガ・ペール・エフィス レゼルブ プリヴェ
ピノ・ノワール クレレ】
※今季販売終了
赤ワインとロゼワインの中間の意味である「クレレ」を付記していますが、2018年はほぼロゼ。酷暑が災いしピノの着色は苦労しました。色合いのトラブルもありましたが、色に反比例してピノの旨みと香味をふんわりと感じます。醸造ではピジャージュで葡萄粒を強く潰さないように丁寧に行う全房発酵で、色の抽出を求めず柔らかいタンニンの表現に努めました。ピノ・ノワールのディテールを壊さないように樽熟成においても細心の注意を払いました。
【ソガ・ペール・エフィス オーディネール
メルロ&カベルネソーヴィニヨン 2017】
※販売終了
2017年は暑すぎない夏が葡萄に好結果をもたらし例年にないアントシアニン量、豊かな糖度や酸、安定的なpHをワインにもたらしました。とくにカベルネは過去に例を見ない良年でした。
2018年から装い新たにオーディネール(赤)はメルロ主体のワインに生まれ変わります。といっても今までのオーディネール(赤)の良さは踏襲し更なる品質向上に努めます。まずは2017年産のカクトウ産カベルネの最後の勇姿を存分にお楽しみください。
【ソガ・ペール・エフィス オーディネール メルロ 樽熟成 2018】
※販売終了
小布施ワイナリーが尊敬する佐藤父子の父 佐藤宗一氏が栽培するワイン畑“ドメーヌカクトウ”、子息の明夫氏が栽培する“ドメーヌアキオ”、2つのドメーヌ畑のワインをアッサンブラージュしました。
2018年から装い新たにオーディネール(赤)はメルロ単一のワインに生まれ変わりました。といっても今までのオーディネールの良さは踏襲し更なる品質向上に努めました。熟したメルロを収穫した恩恵により未熟香の無いワインに仕上がっています。
まさに佐藤父子のワイン葡萄栽培における長年の経験の賜物。父子のアッサンブラージュは正解でした。
【ソガ・ペール・エフィス オーディネール メルロ&ピノノワール クレレ 2019】
※販売終了
2019年、千曲川の越水、決壊。これによる水害で我々スタッフ、家族も大きな被害を受けました。
同様にオーディネール メルロにとってもクレレと表記し価格を下げざるを得ない苦難な年になりました。綺麗に熟し美味しいのですが、色合いが淡いのです。
2019年のような涼しい年だからこそピノノワールのような気品のあるメルロを目指しました。さらに掟破りで、同畑のピノノワールをブレンドしてアクセントを加えました。一年のフレンチオーク熟成を経て、ピノらしいチェリーやラズベリーの赤い果実の香り、甘みを感じるふくよかな味わい、樽香に負けないピノのような鮮やかで伸びやかな酸を持ち合わせるチャーミングなワインとなりました。色は淡いですが、ピノのように10年以上の熟成にも耐えうるワインです。
スパークリングワイン
【ソガ・ペール・エフィス スパークリングワイン 「グラップアンティエール」】
※今期販売終了
タイプ:ロゼ
シャンパーニュと同じように房ごと搾り機に入れて、粒に傷つけず長い時間をかけて優しく搾りました。また、この「葡萄の房ごとの搾汁方法(プレシュラージュデグラップアンティエール)」がお酒の名前の由来となっています。
今回のワインでは着色不良の未熟果は使用せず、セニエ法による色の抽出も行っておりません。色づきの良い黒葡萄のみを使用しているため、木苺の香りが心地よく広がり、瓶内二次発酵由来のブリオッシュ様の香りと調和します。
仕上げは現代のシャンパーニュでも稀なレトロ製法ルミアージュ、デゴルジュマン、コルク打栓、ワイヤ掛け、シャンパンシール掛けはすべて手作業。瓶裏の白い線が手作りの証です。
【ソガ・ペールエフィス スパークリングワイン 「R」辛口】
※今期販売終了
タイプ:白
食中酒として前菜から主菜までこのスパークリング1本で通して頂ければ本望です。
Rの意味はスパークリング実験作業時の通し記号です。Bから続いてきてRに至るこの名は実験、失敗、改良の積み重ねの歴史を示しています。
垣根仕立てで収穫量を制限した欧州系ワイン専用葡萄の繊細な味わいをスッキリとした飲み口でお楽しみいただけます。
【ソガ・ペールエフィス スパークリングワイン
「E1」やや甘口】
※販売終了
タイプ:ロゼ
「隠れドゥミセック」ラヴァ―のニッチ市場向け、遊び心たっぷりスパークリング。
2016年は集大成のE1最終ヴィンテージ。そしてデゴルジュマン日付2020年2月こそがE1最終ロット。長らくのご愛顧に感謝致します。見た目によらずE1ドゥミセック製造は多くの失敗の繰り返しでした。それ故に、最終ロットは感慨深いです。最終ロットは有終の美を飾る「さくら色ラベル」。
【ソガ・ペール・エフィス スパークリング「I」
10年熟成 シャルドネ ブランドブラン 2010
ノンドゼ(極辛口) 瓶内二次発酵】
※販売終了
タイプ:白
スパークリング「アイ」が9年ぶりに限定販売。ラベルはシックなブラックラベルです。
ワイナリーの地下セラーの棚で10年ゆっくり熟成させました。2010年は夏の日照りに恵まれた希な年。瓶内発酵のスパークリングは10年熟成すると別物に変化を遂げます。
毎年製造しない特別ロットのため、次回の長期熟成スパークリング「アイ」の発売時期は未定です。少なくとも5年間は発売されないと思われます。
ドライで透明感のある味わいは、フレンチはもちろん和食の魚介類(とくに寿司)と抜群に合います。
2010年の「アイ」もお客様の手元で大切に保管されますと引き続き良い熟成をすると確信しています。
【ソガ・ペール・エフィス スパークリング「P」 2014】
※今季販売終了
品種:ピノノワール
タイプ:赤
赤のスパークリングワインなど邪道と皆が揶揄するでしょう。それは南欧や新大陸にある甘口のガス充填ワインをイメージするから。
当方の品は一味違います。バリバリのマセレーション発酵と8ヶ月の樽熟成をして、瓶熟成期間が6年の後に滓引き。とどめに補糖を一切しない超辛口仕立てとなれば「こいつマジな変態だ」とワインラヴァーは異変に気が付くはずです。
スパークリングPもこの2014で最終です。
最後までお付き合いありがとうございました。
(蔵元コメント一部抜粋)
【ソガ・ペールエフィス スパークリングワイン「グラップアンティエール」辛口】
※今期販売終了
タイプ:ロゼ
シャンパーニュと同じように房ごと搾り機に入れて、粒に傷つけず長い時間をかけて優しく搾りました。この「葡萄の房ごとの搾汁方法(プレシュラージュデグラップアンティエール)」がお酒の名前の由来です。
今回のワインでは着色不良の未熟果は使用せず色づきの良い黒葡萄のみを使用しており、セニエ法による色の抽出や着色不良の果汁は使用しておりません。そのため雑味は少なく、木苺やミルティーユ(ブルーベリー等)の香りが心地よく広がり瓶内二次発酵由来のブリオッシュ様の香りと調和します。仕上げは現代のシャンパーニュでも稀なレトロ製法「ルミアージュ、デゴルジュマン、コルク打栓、ワイヤ掛け、シャンパンシール掛けはすべて手作業」瓶裏の白い線が手作りの証です。
ブランデー
【オードヴィ ド レザン 375ml
(シャルドネ主体 透明ブランデー)】
※販売終了
今までワイナリー限定で販売されていた、ワイナリーのおじいさんが趣味で造っていた「おじいさん秘蔵のブランデー」です。趣味であるが故に妥協は許さず、長野県産の葡萄からワインを造りそのワインを蒸留。超小型の蒸留釜で造るブランデーは再留まで行い2回蒸留をし、蒸留中も寝ずの番とも言える徹底的な管理を行い造っていきます。そのため、ワインが10に対してブランデーが1~2程しかできないという採算度外視っぷり。
こだわり尽くしたおじいさんのブランデー、おじいさんの努力にちょっとだけ思いを馳せながら手作りならではの柔らかな味わいをお楽しみいただけると幸いです。
※樽熟成していない透明なブランデーをフランスではオードヴィと呼ぶことが多いそうです。