モンガク谷ワイナリー
モンガク谷ワイナリーは東京から一家で北海道余市町に移住し、2012年に入植した木原茂明さんが立ち上げた家族で営むワイナリーです。
2015年の初醸造から3年間は10Rワイナリーでの研修と委託醸造。2018年より札幌軟石の外壁で囲まれた石蔵造りの半地下を持つワイナリーでの自社醸造を開始しました。
「フィールド・ブレンド」(一つの畑に様々なブドウを混植し、混醸してワインを造る)に特化し、7品種のブドウを混醸、北海道余市におけるフィールド・ブレンドの可能性と奥深さを表現しています。
味わいにおいては主に「冷涼地らしい酸味」「適度な苦味」「複雑な香味」の3点を大切にし、無濾過・無清澄、野生酵母による自然なワインを目指しています。
モンガク谷ワイナリーでは2018年から「木」の名前をワインに冠しています。
白ワイン
【栢(はく) 2020】
品種:シャルドネ、ピノノワール、ピノグリ、ソーヴィニヨンブラン他
タイプ:辛口白ワイン
4つのワインの中で唯一白ブドウ品種をメインにしています。華やかな香りを持ちながら、複雑な味わいが特徴となっています。
【杤(とち) 2020】
品種:ピノノワール、シャルドネ、ピノグリ、ソーヴィニヨンブラン他
タイプ:辛口白ワイン
ワイナリーのフラッグシップになるのがこちらのワインです。
ピノノワール(黒葡萄)を主体にした白ワインで、品種由来のしっかりとしたボディと長い余韻が感じられる味わいとなっています。
開栓後は少し苦味が立ちますが、2~3日で穏やかになりバランスが取れてきます。
【楢(なら) 2020】
品種:ピノタージュ、ピノノワール、シャルドネ、ピノグリ他
タイプ:辛口白ワイン
日本ではほとんど栽培されていないピノタージュをメインにしたワインです。
フローラルで蜜のような香りになめらかなコクが特徴のワインです。
※ピノタージュ:南アフリカで交配(ピノノワール×サンソー)されて開発された品種です。
【桧(ひのき) 2020】
品種:ピノノワール、シャルドネ、ピノグリ、ソーヴィニヨンブラン
タイプ:辛口白ワイン
「杤」と同じピノノワール主体の白ワインですが、「桧」では試験的な方法を取り入れて自由な造りを目指しています。
ぶどうの区画の違いや収穫時期の違い、熟成樽の違いをお楽しみ下さい。